資格証・認定証を作るときに読みたい記事
- 2022.03.24
自治体をはじめ、各種団体、協会、学校などでは、試験合格者が受け取る資格証や合格認定証、カリキュラムや講習の終了証や受講証明、スポーツ大会などの記録認定証まで、さまざまな資格証、認定証が発行されています。
認定証などは、紙や表彰状で支給されることも少なくありませんが、携帯性や提示のしやすさ、耐久性、取得者の所有満足度が高まることもあり、プラスチックカード化が進んでいます。
この記事では、資格証・認定証の印刷、作成をお考えの方に、必要な情報をご紹介しています。
資格証・認定証におすすめのプラスチックカード
(1)PVCカード
耐久性・加工のしやすさ・価格のバランスがとれた定番のプラスチックカード
カードの特長 |
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納期目安 | 2週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
(2)PET-Gカード
有害なガスを出さない環境にやさしいカード
カードの特長 |
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納期目安 | 2週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
(3)オンデマンド印刷カード(デジカカード)
少ない数量の資格証・認定証を安く作成する
カードの特長 |
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納期目安 | 2週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
資格証・認定証に適した印刷方法について
資格証や認定証を印刷する際は、あらかじめベースとなるカードをオフセット印刷やオンデマンド印刷などで作成し、昇華転写や再転写といったカード専用プリンタで氏名などの個人情報を加工する方法が一般的です。数量が少ない場合はベースカードを作成せず、昇華転写や再転写で直接印刷することで製作コストを抑えます。
●オフセット印刷 | ●オンデマンド印刷 | ●昇華転写印刷 | |
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適性 | 大量印刷や増刷時のコストを抑える | 小ロット印刷時のコストを抑える | さらに数量が少ない場合は最も安価 |
数量 | 1,000枚以上 | 1~1,000枚 | 1~100枚 |
品質 |
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期間 | 約2週間~※ | 約2週間~※ | 約1週間~※ |
※条件により異なります。詳細はお問い合わせください
資格証・認定証によく使われる加工
印刷部数が約1,000枚以上ある場合は、ベースとなるカードをオフセット印刷やオンデマンド印刷などで作成し、その後、昇華転写や再転写といったカード専用プリンタで氏名などの個人情報を加工します。
磁気テープ
紙やプラスチックカード(ラミネート有りタイプ)に磁気テープを転写加エします。ラミネート無しタイプには貼れません。
フルカラー全面印刷(ホップ加工)
従来のオフセット印刷では、ラミネートの強度を高めるために白フチを付ける必要がありましたが、この加工をすることで、カード端までの印刷があってもラミネートの強度が増します。
UG加工(番号・テキスト・バーコード)
熱転写リボンで番号・テキスト・バーコードを印字します。
昇華転写
IDカード作成時、顔写真やID番号を昇華リボンで転写します。JIS規格サイズのカードに可能です。
シルクパネル
筆記適正のあるシルクインキを利用してシルク印刷をします。ラミネート有り・無しにかかわらず薄いカードにも可能です。筆記するインキにより適性が違ってきます。多種類の適性を持たせたインキをご用意しております。
資格証・認定証の作成に必要な情報
資格証・認定証を作成する場合、プラスチックカード表面に記載される情報は下記のような内容になります。もちろん資格や認定証の種類によって内容は異なりますので、不明な点等ありましたら気軽にご相談ください。
・資格名、級数
・顔写真(有/無)
・名前
・生年月日
・交付日
・有効期限
・登録番号
・発行団体名
資格証・認定証の印刷作成時によくあるご質問
- 顔写真入りの資格証の作成を検討していますが、データはどのように支給すればよいのでしょうか?1枚1枚、顔写真や氏名などをデザインに当て込んだデータを全員分作成した方がよろしいのでしょうか?
- 原則、デザインに個人情報まで当て込んだデータを全員分用意する必要はありません。イメージとして個人情報を当て込んだデザインデータを1点、イラストレータ形式にて、また、個人データについては顔写真をJPG形式、氏名などの文字情報をExcelまたはCSV形式のデータにて全員分ご支給ください。
- 顔写真を写真台紙で支給することは可能ですか?
- 可能ですが、データ支給と比べて、別途スキャンする時間と費用がかかりますので、ご注意ください。
- ICチップの付いたカードで資格証を作成することは可能ですか?
- はい、可能です。ただし、ICチップにはいくつか種類がございます。どのICチップを使うかは、お使いのシステムや機械に依存しますので、事前に確認してください。なお、カーディナルでは取扱のないICチップもございますので、ご注意ください。
資格証・認定証の傾向
資格証や認定証は常時携帯することを念頭にされたカードであることから、耐久性や耐水性を重視され、紙からプラスチックに置き換わってきています。また、運転免許証がICカード化されたことは記憶に新しいですが、ほとんどの資格証や認定証などは所持・提示するといった使い方が多いため、ICカードでの作成といったケースは決して多くはありません。
最近では、自社製品の取扱に関する資格制度を設ける企業が増えています。製品に対する正しい知識と技術を持ち合わせていることを証明する資格制度は、製品を使用するユーザーに安心感を与えることができると同時に、製品を扱う企業・資格を発行する企業それぞれのイメージアップにつながることが要因だと考えられます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
国家資格からマニアックな検定まで、近年は様々な種類の資格がありますが、目に見えない知識やスキル・成績を形として残すために重要なのが「資格証・認定証」です。カーディナルでは、これまで多くの資格証・認定証を取り扱ってきました。どのようなことでもお気軽にご相談ください。