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【決定版】昇華転写と再転写の特性について比べてみた!

【決定版】昇華転写と再転写の特性について比べてみた!

社員証や学生証、資格証、認定証など、顔写真が入ったプラスチックカードの印刷には、昇華転写印刷加工(ダイレクト印刷方式)と、再転写印刷加工(再転写印刷方式)という大きく2つの印刷方式が利用されています。どちらの方式も氏名や番号、QRコード、バーコードなどの可変(バリアブル)印刷にも対応しています。

2つの印刷方式には得意不得意があり、カードの種類やデザインによって適性が異なりますので、今回はそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

昇華転写印刷加工(ダイレクト印刷方式)

顔写真が入ったプラスチックカードの印刷には、昇華転写印刷加工の利用がもっとも一般的です。昇華型のCMYKインクリボンに熱を加えることでインクが気化し、プラスチックカードの表面に直接定着する印刷方法です。1枚ずつ異なる情報を印字することが可能になります。

①全面昇華転写印刷加工(白カード+全面ダイレクト印字)

全面昇華転写印刷加工は、白無地カードに直接印字する印刷方法です。
文字がはっきりと見えやすく、小ロット低価格、短納期で作製することができます。

グラデーションカラーや複雑なデザインは表現が難しいです。カードのエッジ部分は数ミリ印刷できないので、白フチができてしまいます。

②部分昇華転写印刷加工(ベースカード+ダイレクト印字)

部分昇華転写印刷加工は、カードの大量発行や、継続的な発行、特色や金銀などを使用したい場合に適した印刷方式です。

共通デザインをあらかじめ印刷したベースカードを作製後に、個人情報や顔写真などの可変部分をインクリボンで印字します。全面昇華印刷加工に比べると可変テキストが綺麗に仕上がります。ベースカードはオフセット印刷やシルク印刷で作製可能です。

なお、作製したベースカードはカーディナルで在庫保管いたしますので、追加注文の場合でもコストが抑えられます。

③再転写印刷加工(再転写印刷方式)

再転写印刷加工は、カードに直接印刷するのではなく、デザインを一度透明のフィルム(再転写フィルム)に印刷し、プラスチックカードの表面に貼る加工になります。昇華転写印刷加工よりも仕上がりが綺麗です。

再転写印刷加工のイメージ

昇華転写とは異なり、インクヘッドが直接カード表面に触れるわけではないので、カードの端まで印刷可能で、ICカードなど表面に段差があるカードにも綺麗に印刷することができます。PET-Gにも加工が可能です。ぜひ、サンプルカードでご確認ください。

入稿データについて

入稿データは基本的にIllustrator(.ai)形式にてお受けしております。
IDカードや身分証など、可変印刷が必要な場合は、別途可変情報(写真データやテキストデータ)をご入稿いただきます。

入稿データについて

例1:全面昇華転写印刷加工、再転写印刷加工
例2:部分昇華転写印刷加工(ベースカード+ダイレクト印字)、再転写印刷加工

写真データ

顔写真

ファイル形式:JPGファイル
カラーモード:RGB
・ファイル名は「名前.jpg」もしくは「社員番号.jpg」
・トリミング処理は可能
※写真データの色合い等にご注意ください。
※プリントの写真しかお持ちでない場合、カーディナルでご対応は可能ですが、別途費用が必要になります。また仕上がりまでお待たせする場合がございます。

テキストデータ

エクセルのアイコンテキストデータ

ファイル形式:エクセル
※氏名・番号の確認はお客様にてお願いいたします。
※データには数式のご使用をご遠慮下さい。
※フォントタイプに制限があります。詳しくはお問合せください。

印刷方式の違いについて まとめ

①全面昇華転写②部分昇華転写③再転写
特徴
  • 数枚~数十枚の単発案件に最適
  • カード端まで印刷不可(白フチあり)
  • 追加作製時は割高
  • ICカード不向き
  • カラー印刷のみ
  • 大量発行に最適
  • 追加作製時は納期が早く、価格も安い
  • 金や銀、特色使用可
  • 条件次第でICカード可
  • カード端まで印刷可能(白フチなし)
  • ICカード可
  • カラー印刷のみ
コスト
※追加発行時は高い

※別途ベースカード作製費用が発生

※ベースカード使用時は別途作製費用が発生
納期約1週間~約3週間~
(ベースカード作製含む)
  • 白無地カード使用
    約1週間~
  • ベースカード使用
    約3週間~
枚数1~100枚101枚~1枚~
仕上がり
使用
カード
白無地カードベースカード
  • 白無地カード
  • ベースカード(PET-G製)
材質PVCPVCPVC/PET-G
サイズ・厚み85.6mm×54mm (JIS規格サイズ)・0.76mm

最後に

いかがでしたでしょうか。
昇華転写印刷加工は短納期かつ低価格、再転写印刷加工は高品質で非接触ICカードやPET-Gカードへの印字に適しています。
作製するカードやデザイン・予算・納期などによって、適した印刷方法が変りますので、いくつかポイントを決めてプラスチックカードの製造会社に相談するとスムーズです。

カーディナルではプラスチックカードの印字について様々な提案が可能ですので、お気軽にお問合せください。

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50年以上にわたり30億枚以上のプラスチックカードを製作している
プラスチックカード専門メーカーのパイオニアです。