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営業担当者必見!ICカード社員証でクライアントに確認すべき3つのポイント

営業担当者必見!ICカード社員証でクライアントに確認すべき3つのポイント

近年、ICカードで社員証を作成する企業が増えてきています。以前は大企業での導入が目立っていましたが、セキュリティ面への対応に加え、入退室だけでなく勤怠管理も1枚のICカードで出来る使い勝手の良さなどから、従業員数が少ない中小企業でも導入を検討されるケースが多くなっています。

それでもICチップやICエンコードの設計などと言われると、いかにも扱うのは難しそうな印象を持ちます。なかには、クライアントからICカード社員証の作成を相談されたけど知識がなく対応できない、何をヒアリングすればよいかわからずに断ってしまった、という方もいるのではないでしょうか。

そんな、企業の備品や印刷物を扱う営業担当など「カードにあまり詳しくないけど相談されがち」な皆さんに、今回はICカード社員証の作成を相談された際に確認すべき3つのポイントをご紹介いたします。
この記事を読めば、クライアントとの商談もスムーズに行うことができるでしょう。

チェックポイント①:ICカードの種類

国内企業の社員証で使用されているICカードはいくつか種類がありますが、多くはFelica(フェリカ)またはMifare(マイフェア)と呼ばれるICチップを搭載したカードになります。

国内ではFelicaカードが人気です。ソニーブランドであること、SuicaやPASMOといった交通系ICカードやおサイフケータイに採用されていることなどが要因だと思われますが、機能的な差はほとんどありません。

それでも、すでにシステムやICカードリーダーを導入済みの場合はそれぞれに対応したICカードを採用する必要があります。ICカードの社員証作成を相談された場合は、まずICカードの種類を確認しましょう。

●主なICカードの種類

規格 Felica【フェリカ】 Mifare【マイフェア】
開発元 ソニー NXPセミコンダクターズ(オランダ)
商品名 Felicaスタンダード Mifare 1k
特長
  • 設計によって高セキュリティ化が可能
  • 交通系ICカードやおサイフケータイなどに採用
  • 日本国内で製造
  • Felicaスタンダードと比べて機能的な差はほぼ無いが、価格は安い
  • taspoに採用
  • 海外では交通系のカードなど、幅広い採用実績がある
弱点
  • 価格が高い
  • 価格を抑えた分、暗号化を最小限に留めている
その他
  • Felicaスタンダードに比べて、機能や暗号化、価格を抑えた「Felica Lite-S(ライトエス)」がある
  • Mifare 1kに比べて、機能や暗号化、価格を抑えた「Mifare Ultralight(ウルトラライト)」がある

チェックポイント②:ICエンコードの有無

ICカードに、氏名や社員番号など、個別の情報を書き込むことを「ICエンコード」と呼びます。ICエンコードが必要な場合は、ICチップ内の“どこの場所に何を書き込むか”を打ち合わせ、設計する必要があり、これを「エンコードフォーマットの作成」といいます。

エンコードフォーマットの作成には、時間とコストが掛かります。
一方で、エンコードフォーマットを作成しなくても出退勤や入退室管理が可能なシステムもあります。

FelicaやMifareにはあらかじめ、IDm(Felica)やUID(Mifare)と呼ばれる複数桁の乱数が書き込まれていますが、それらと社員番号を紐付けして管理をすることでICエンコードを作成することなく、出退勤や入退室の管理が可能になります。

実際、導入コストなどの面からICエンコードをせず、IDmやUIDのみで管理・運用されている社員証も増えています。IDmやUIDのみで管理・運用を行う場合は安価なFelica Lite-SやMifare Ultralightのカードでも十分可能です。

ただし、ICエンコードの有無はお使いのシステムや用途、使い方などに依存しますので、クライアントに事前に確認をとることが必要です。

●ICエンコードによる運用とIDmやUIDのみの運用の違い

ICエンコードを行って管理・運用 IDmやUIDのみで管理・運用
メリット
  • 用途や使い方に合わせた設計が可能
  • 決済にも使うことができる
  • セキュリティを高めることができる
  • 導入までの時間や費用が抑えられる
  • 対応したシステムや機械が多い
  • 導入が容易
デメリット
  • 設計に時間がかかる
  • 費用が高い
  • 出退勤や入退室など出来ることが限られる
  • ICエンコードを行わないカードに比べてセキュリティが弱い
おもな用途 セキュリティレベルの高い社員証や学生証、会員証など 社員証、学生証など

チェックポイント③:カードデザインと数量

ICカード社員証の場合、数量やデザインによって作成方法が異なります。
顔写真や氏名などの可変情報は再転写型プリンタと呼ばれるプリンタで加工をしていきますが、再転写型プリンタは可変情報だけでなく、ベースデザインも同時に加工することが可能なため、無地のICカードにプリンタで加工して作成をすることが一般的です。

診察券やキャッシュカードと同じようにオフセット印刷やシルク印刷で作成することも可能ですが、時間と費用がかかるため特別な事情が無い限りは再転写型プリンタでの作成をおすすめいたします。

※参考:再転写加工 https://cardmarket.jp/article/glossary/15/

●再転写型プリンタによる作成のメリット
・ベースデザインと可変情報を同時に加工できる
・オフセット印刷やシルク印刷でベースカードを作成するのに比べて価格が安い
・納期が早い
・事前にベースカードを作成する必要が無いので、在庫を抱えなくて済む

●再転写型プリンタによる作成のデメリット
・プリンタがカラーしか対応していないため、特色ができない
・オフセット印刷やシルク印刷に比べて仕上がりの綺麗さは劣る

数量が多い場合はオフセット印刷やシルク印刷でベースカードを作成してもよいかもしれません。
ただ、社員証は数十枚~数百枚の場合が多く、ベースカードを作成してしまうと割高になってしまいます。カードデザインや数量に応じて比較検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
クライアントから相談を受けた場合は最低限3つのポイントをヒアリングすることでカードを依頼する会社との打ち合わせもスムーズに進めることができ、より正確な見積も可能になります。

カーディナルではICカード社員証の作成ノウハウが豊富にありますので、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。

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