
【プラスチックカードの常識を覆す!】環境にやさしい次世代型サスティナブルカード「エコカード」のすべて
- 2024.07.08

気候変動や資源の枯渇、プラスチック廃棄物問題など、私たちが直面する環境問題は多岐にわたります。こうした背景から、企業や団体、個人が日常生活やビジネスで使用する製品や素材も、持続可能で環境にやさしいものを選ぶ必要性が高まっています。
プラスチックカードは、身分証明書や会員カード、キャッシュカードや診察券など、私たちの生活の多くの場面で利用されています。しかし、従来のプラスチックカードは使用する素材の製造や廃棄の過程で環境に負荷をかけることが多く、その改善が求められてきました。
そこで注目されているのが、リサイクルPVCカードや木のカードなど、環境に配慮したエコなプラスチックカード【エコカード】です。
エコカードは、素材や製造過程において環境への影響を最小限に抑えるよう設計されています。例えば、リサイクル素材を使用することで廃棄物を減らし、天然素材を使用することで生分解性を持たせるなど、さまざまな工夫がされています。
本記事では、カーディナルが提供する環境にやさしいカード【エコカード】の種類とその特長をお伝えし、カードの選択肢が広がるように詳しく紹介していきます。持続可能な未来を目指すために、エコカードの導入や切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
エコカードの種類とその特長
①リサイクルPVCカード
リサイクルPVCカードは、通常のPVCシートを製造する過程で発生する端材や、不良となって市場に流通できなかったシートを原料とし、再利用して作られたPVCシートを使用したカードです。リサイクルプロセスを経て、新たな資源を消費せずに作られるため、環境負荷を大幅に軽減します。
◆特長
- 廃棄物削減
本来廃棄される端材を再利用することで、廃棄物を削減します。
- リソースの有効活用
新たな資源を使用しないため、限りある資源の有効活用に貢献できます。
- 高い耐久性、耐水性
通常のPVCカードと同等の耐久性や耐水性があり、永くお使いいただけます。
- 柔軟な印刷、加工適正
通常のPVCカードと同等の印刷や加工適性があるため、すでにお使いのカードもリサイクルPVCカードへの切り替えが容易です。
◆主な用途
社員証や身分証、会員証やメンバーズカード、印鑑登録証や公立図書館の利用カードなど
※参考:リサイクルPVCカードの可能性!端材活用で生まれ変わる次世代エコカード
②PET-Gカード
PET-Gカードは、燃やした時に有害なガスの発生を抑えるポリエチレンテレフタレート-グリコール(PET-G)を使用したカードです。以前から環境に配慮したカードとして、市民カードなど役所関係で人気のあるカードです。
◆特長
- 有害なガスの発生を抑える
PVCカードでは難しい、燃焼時の有害ガスの発生を抑えることができます。
- 高い耐久性、耐水性
PVCカードと同様、耐久性や耐水性があり、永くお使いいただけます。
- 柔軟な印刷、加工適正
PVCカードと同等の印刷や加工適性がありますが、昇華転写加工はできません。
◆主な用途
健康保険証、印鑑登録証、公立図書館の利用カードなど
③木のカード
木のカードは、国産ヒノキの間伐材を薄くスライスした天然木シートを、石灰石を原料とした合成紙ストーンペーパーの両面に貼り合わせて作られています。国内産和紙の表面に貼り付けた天然木シートが、他のカードにはない独特の質感と自然な風合いを生み出しています。環境にやさしいだけでなく、見た目にも高級感があります。
◆特長
- 天然素材を多く使用
ストーンペーパーに一部プラスチック原料が含まれていますが、ヒノキの間伐材や石灰石を原料とし、自然由来の材料を多く使用しています。
- ユニークな質感
木目や触感がカードごとに異なり、特別感を演出できます。また、ヒノキの香りを感じることができます。
◆主な用途
ショップカード、名刺、プロモーションツールなど
※参考:プラスチックカード専門メーカーが「木のカード」を作ってみた!
④再生PETカード
再生ペットボトルを25%以上使用しており、カード用としての加工適性を加えた薄いカードです。カードに直接筆記することも可能で、プラスチックカードの中ではコストも安いため、紙カードより耐久性が欲しい方に人気のカードです。
◆特長
- 環境負荷の低減
一部にリサイクル原料を使用することで、環境への負荷を低減します。
- 持続可能な資源利用再利用可能な資源を活用し、持続可能な製品を提供します。
- コストを抑えられる
他のカードに比べて材料自体が安く、ラミネート加工が無いなど工程も少ないため、安価に作成できます。
◆主な用途
会員証やメンバーズカード、ポイントカード、診察券など
エコカードの選び方
エコカードにはさまざまな種類があり、それぞれに異なる特長があります。用途やニーズに応じて最適なエコカードを選ぶことが重要です。ここではエコカードを選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
①用途に応じた選定
◆耐久性が必要な場合
長期間使用する会員カードやIDカードには、リサイクルPVCカードやPET-Gカードが適しています。これらのカードは耐久性が高く、多くの印刷や加工にも対応しているため、デザイン性を重視する場合にも最適です。
◆高級感が必要な場合
高級感や独自の風合いを求める場合には、木のカードが適しています。天然ヒノキの間伐材を使用した木のカードは、木の独特の質感と温かみがあり、特別なイベントやプレミアム向けのカード、個性的な名刺として利用されることが多いです。ヒノキの香りや感触があるので特別感を演出します。
◆環境への配慮を強調する場合
環境への配慮を強調したい場合には、リサイクルPVCカードや再生PETカードが適しています。これらのカードは素材の一部にリサイクル素材を使用しており、エコフレンドリーな企業のプロモーションツールとして最適です。
②コストパフォーマンスの比較
◆初期コストと長期的コスト
エコカードは他のプラスチックカードと比べて、材料自体の価格が高い傾向にあるため、初期コストがやや高くなることがあります。しかし、エコカードは耐久性が高く、環境保護にも貢献するため、長期的にはコスト削減効果が期待できます。例えば、耐久性の高いリサイクルPVCカードやPET-Gカードは、破損や汚損による再発行の頻度を減らし、結果的にコスト削減につながります。
◆利用目的に応じた費用対効果
利用目的に応じて、最適なエコカードを選ぶことで費用対効果を最大化できます。例えば、短期間で大量に配布するプロモーションカードにはコスト効率の良い再生PETカードが適しています。一方、長期間使用される会員カードやIDカードには、耐久性があり、多様な印刷や加工に適したリサイクルPVCカードやPET-Gカードが最適です。
このように、エコカードを選ぶ際には、耐久性、高級感、環境への配慮、コストパフォーマンスなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。用途やニーズに最適なエコカードを選択することで、環境保護とビジネスの両立を実現できます。
エコカードがもたらすメリット
エコカードの導入は、地球環境の保護に加え、企業や団体などにとってもさまざまなメリットをもたらします。
①地球環境保護への貢献
◆二酸化炭素排出量の削減
エコカードは、リサイクル素材や天然素材を使用することで、製造過程における二酸化炭素の排出を削減します。従来のプラスチックカードに比べて、エコカードの製造は環境への負荷が少なく、地球温暖化防止に貢献します。
◆プラスチック廃棄物の削減
リサイクルPVCカードや再生PETカードは、廃棄予定の端材や使用済みプラスチックを再利用することで、廃棄物の量を大幅に減らします。これにより、ゴミの埋め立て地化や海洋への流出を防ぐことにつながります。また、木のカードも自然環境への影響をできる限り抑える素材で作られており、使用後は自然に還ります。
②企業や団体、ブランドのイメージ向上
◆エコフレンドリーな取り組みとしてのアピール
会員証やメンバーズカード、認定証や資格証などにエコカードを採用することで、企業や団体は環境保護に積極的に取り組んでいる姿勢をアピールできます。これにより、顧客や取引先からの評価が高まり、信頼性の向上につながります。環境に配慮したイメージや取り組みを構築することで、エコ意識の高い顧客層にもアプローチすることができます。
◆お客様との信頼関係の向上
SDGsへの意識が高まる中、環境保護に関心を持つ方が増えています。エコカードを使用する企業やブランドに対して好感を抱く傾向があるため、エコカードの導入はお客様との信頼関係を強化し、ブランドロイヤリティの向上にもつながります。
③コスト削減と持続可能性の向上
◆長期的なコスト削減
近年登場したリサイクルPVCカードや木のカードは、これまでのプラスチックカードと比べると製造コストがやや高い場合があります。しかし、エコカードの認知や普及が進むことで、スケールメリットや技術革新等で製造コストが下がり、長期的にはコスト削減が期待できます。
また、紙素材に比べて、耐久性が高いため、カード自体の寿命が延び、再発行の頻度を減らすことができます。
◆持続可能なビジネスモデルの確立
エコカードの導入は、持続可能なビジネスモデルの一部として位置付けられます。環境に配慮したツールを提供することで、持続可能な未来を目指す企業としての姿勢を明確に示すことができ、多くのステークホルダーにとって大きな魅力です。
以上のように、エコカードの導入は地球環境保護に直接貢献するだけでなく、企業や団体のイメージ向上やコスト削減など、多くのメリットをもたらします。
エコカードの活用事例
エコカードはさまざまな場面で活用されています。ここでは、企業やイベントでの活用事例を紹介します。
【企業での導入例】
◆IDカード
某メーカーでは、従業員が携帯するIDカードをリサイクルPVCカードに変更しました。耐久性が高く、光沢感のあるリサイクルPVCカードは、企業ロゴを鮮明に印刷することができるため、ブランドイメージを強調するのに最適です。また、リサイクル素材を使用することで、環境への配慮を示し、企業のエコフレンドリーな姿勢を内外にアピールしています。
◆会員カード/ポイントカード
- 某小売店チェーン
会員カードを再生PETカードに切り替えました。これにより、環境負荷を減らしつつ、持続可能な素材を使用することで顧客からの信頼を得ています。カードのデザインにもエコメッセージを取り入れることで、環境保護の重要性を顧客に伝えています。また、エコカードの中でも安価な再生PETカードに切り替えたことで、コスト削減にも成功しました。
- 某テーマパーク
年間パスポートの会員証として、リサイクルPVCカードを導入しました。リサイクルPVCカードは耐久性や耐水性に優れているため、屋外での使用や長期間の保管・使用に適しています。
◆ノベルティツールとしてのエコカード
某アパレル企業では、顧客への感謝の気持ちを伝えるため、木のカード製のノベルティグッズを制作しました。木のカードは温かみのある質感と自然の風合いが特徴で、顧客から好評でした。
【イベントでの活用例】
◆環境保護をテーマにしたイベント
環境保護をテーマにしたイベントでは、木のカードが人気です。あるエコフェスティバルでは、参加者に木のカードで作ったイベントパスを配布しました。自然素材の質感と温かみのあるデザインがイベントのテーマとマッチし、参加者からも高い評価を得ました。
◆その他のイベント
近年多くのイベントでは、ハガキ大サイズ(100mm×140mm)のイベントパスを参加者へ配布するケースが増えています。その際、リサイクルPVCカードがよく使われています。リサイクルPVCカードは耐水性が高いため、屋外のイベントでも安心して使うことができます。また、耐久性も高いので、イベント終了後は記念品として持ち帰ることもできます。
【その他の事例】
◆個人での活用例
某デザイナーは、自分の個性を表現するために、木のカード製の名刺を制作しました。木材本来の温かみのある質感と香りが特徴の木のカードの名刺は、相手にインパクトを与え、深い印象を持ってもらうことに成功しています。
このように、エコカードは企業の内部利用から外部向けのプロモーション、イベントでの配布まで、さまざまな場面で活用されています。環境保護への意識が高まる中、エコカードを採用することで、企業やイベントのイメージアップや信頼性の向上が期待できます。
まとめ
エコカードは、環境保護と持続可能な未来に向けた重要な選択肢です。リサイクルPVCカード、PET-Gカード、木のカード、再生PETカードなど、さまざまなエコカードがあり、それぞれ特長を活かして、多様な用途やニーズに応じて利用できます。
エコカードの導入は、環境への配慮を示すだけでなく、企業イメージの向上やコスト削減に寄与します。耐久性やデザイン性に優れたPET-Gカード、独特の質感と高級感を持つ木のカード、リサイクル素材を活用したリサイクルPVCカードや再生PETカードは、環境に優しく、実用的で多機能なカードとして、多くの企業や個人に支持されています。
また、エコカードの活用事例から、企業のIDカードや会員カード、ノベルティツール、イベントパスなど、さまざまなシーンでエコカードが効果的に利用されていることがわかりました。
エコカードの導入を検討することで、持続可能な未来への一歩を踏み出すことができます。カーディナルでは、さまざまなエコカードの選択肢を提供しており、企業や団体、個人が環境にやさしい製品を簡単に選べるようサポートしています。ご興味ある方や導入を検討されている方はお気軽にお問い合わせください。