診察券、診察カードを作るときに読みたい記事
- 2022.07.12
高齢の方から小さな子供まで、幅広い世代が利用する医療機関。
診療科目ごとに診察券・診察カードが発行されるため、必然的に所持するカードの枚数は多くなってきます。スマートフォンが登場し、以前ほど所有するカードは少なくなりましたが、それでも多くの方が診察券、診察カードの1枚や2枚は財布に入ってるのではないでしょうか。
この記事では、今も昔も医療機関に欠かせない診察券、診察カードの印刷、作成方法について紹介しています。
診察券、診察カードにおススメの定番商品
(1)PVCカード
カードの特長 |
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納期目安 | 2週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
診察券、診察カードにおススメの財布でかさばらない薄手のカード:厚さ0.25mm
(2)PETカード
カードの特長 |
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納期目安 | 1.5週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
(3)再生PETカード
カードの特長 |
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納期目安 | 1.5週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
少ない数量の診察券、診察カードを安く作成する
(4)オンデマンド印刷カード(デジカカード)
カードの特長 |
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納期目安 | 2週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
安価で早い!紙からプラスチックカードへの切り替えにも最適
(5)ラミなしカード
カードの特長 |
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納期目安 | 1.5週間~ ※条件により異なります。詳細はお問い合わせください |
診察券・診察カードによく使われる加工
診察券・診察カードを製作する際によく利用される後加工は筆記加工です。
診療科目や病院の規模によって診察券・診察カードの裏面の使い方は様々ですが、患者の情報、次回予約日などの記入欄として利用するケースが多いです。
サインパネル
筆記適性のある箔を利用して箔押し加工をします。薄いカードやラミネートの無いものには不向きです(0.76㎜推奨)。0.76mmより薄いカードにはシルクパネル(スクリーンパネル)加工をすることで筆記が可能になります。
シルクパネル
筆記適正のあるシルクインキを利用してシルク印刷をします。ラミネート有り・無しにかかわらず薄いカードにも可能です。筆記するインキにより適性が違ってきます。多種類の適性を持たせたインキをご用意しております。
磁気テープ
クレジットカードやキャッシュカードなどでよく見られる、カード上部に貼られた黒いテープのことです。この部分に各種情報が入っており、専用の機械で読み書きを行います。大学病院や公立病院など、大きな総合病院の診察券で多く見受けられます。
診察券、診察カードの印刷作成時によくあるご質問
- ボールペンで筆記することは可能ですか?
- サインパネルやシルクパネル加工を施すことで筆記が可能になります。また、再生PETなど筆記特性がある素材を選択していただくと、パネル加工をすること無く筆記が可能です。
- 筆記用のシールやラベルを貼ることは可能ですか?
- 可能です。書き終わったシールやラベルを剥がして使用される場合は、再剥離タイプのシールやラベルを使用していただくとカードから剥がしやすくなります。なお、カーディナルではカードと一緒にシールやラベルの作製も可能ですので、必要な場合はご相談ください。
- 現在、紙の診察券を採用しているのですが、プラスチックカードへの切り替えを検討しています。ただ、デザインデータが手元に無いのですが、作製は可能ですか?
- 現在お使いの診察券を基にカーディナルでデザインデータを作成することは可能です。ただし、色の濃淡など、多少の変化が生じる場合がございますので、ご了承ください。また、デザインによっては再現が難しい場合もございますので、詳細につきましてはご相談ください。
- 磁気テープの付いた診察券を使っているのですが、磁気テープの情報が読み取れなくなることがあります。何か良い対策は無いでしょうか?
- 磁気テープは磁気や磁力を発生するものに触れたり、近づけると、比較的簡単に書き込まれた情報が破損します。近年はスマホケースのポケットに入れていた診察券をケースの磁気に近づけてしまい、破損するケースが多くなっています。国内で流通している磁気カードの多くは、650エルステッドの抗磁力のテープを採用しておりますが、2750エルステッドの高抗磁力のテープを採用すると磁気に近づけても破損しにくくなります。ただし、高抗磁力の磁気テープを採用する場合は、リーダ/ライターが高抗磁力に対応していることが必要になりますので、ご注意ください。
診察券、診察カードの傾向
診察券や診察カードは情報のわかりやすさなどを重視されるデザインが多く、会員証やメンバーズカードなどとは異なり、シンプルなカードが多くなっています。
一方、歯科医院の診察券ではマットブラックカード(黒板カード)で作製されるなど、他の医院やクリニックとは差別化を図った個性的な診察券も目にすることがあります。
また、美容系のクリニックを中心に、リライトカードで作製されるケースもあります。リライトカードの特長はカード表面に情報を表示、書き換えることが可能な点にあります。次回の予約日時を表示させるといった使い方が可能になりますので、機能性を重視される場合にはリライトカードも選択肢の1つになっております。
最後に
診察券は極めて実用的なカードです。メンバーズカードやギフトカードのように装飾や質感にこだわるケースはそう多くありません。必要な条件を満たした上でコストと納期のバランスで選択をするのがよいでしょう。サンプルカードなどを手に取って比較するのもいいかもしれません。
一方でエリアや診療科目によっては、供給過多で競争が発生しているケースや、ブランドを重視している医療機関も増えてきました。診療カードに決められた様式はありません。品位のある高級なカード、財布の中でひときわ目立つカードなど、様々な表現が可能です。利用者が所有する診察券・診察カードだからこそ、少しの工夫で差別化を図ってみるのも面白いかもしれません。
あなたのアイデアを具体的な形にする最適な診察券・診察カードをご提案しますので、お気軽にカーディナルまでご相談ください。