リピーターを育てる!会員ランクを活用した会員カード、ポイントカード事例
- 2021.12.23
「あと200ポイントでシルバー会員です」
このようなフレーズをショップでよく見掛けませんか?近年、ポイントサービスに「会員ランク制度」を活用する企業が増えています。ポイント獲得数に応じた会員のランク分け、ランクアップによる特典を設けることで、リピート利用の促進、ロイヤルカスタマーの育成、集客効果など様々なメリットが生まれますので、うまく活用することができれば、中長期的に売上への貢献が期待できます。
しかし、利用者側として何となく使っているけど、運営側における会員ランク制度の仕組みやメリットをあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、会員ランク制度の導入で得られる効果とカーディナルが推奨するカード事例を紹介していきます。
1.会員ランクとは
会員ランクとは、利用者を店舗やサービスの利用状況に応じてランク分けをすることで、顧客の利用頻度や購入金額に応じてブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナなどのランクを設け、それぞれのランクに応じて割引サービスや特典を受けられるというものです。
ランクが上位になるほど割引率や特典がスペシャルで魅力的になるのが一般的で、ランクアップを目指す顧客の購買意欲を高め、リピート利用を促します。
また、会員をランク分けすることで、優良顧客を特定し、ランクに応じたプロモーションやイベントキャンペーンを実施するなど、効率的なマーケティングが可能となります。
特別な待遇を受けられることでお客様の満足度も高く、会員ランク制度は顧客と企業の双方にとってメリットのある制度と言えます。
2.会員ランク制度を導入する効果
リピート顧客の獲得。「次もこのお店で買おう!」と思わせる
会員ランク毎に特典に差をつけ上位ランクのお客様に、よりお得な特典を設定することで、サービスの利用や購入の動機付けになりますので、客単価、追加購入、リピート率の増加に繋がります。
・あと1,000円の購入でランクアップ!
・ランクアップごとに特別な演出やクーポンの発行!
・期間内に店舗の利用が無いのでランクダウン!
など、「より上位の会員ランクになって得したい」「せっかく上げた会員ランクを下げたくない(損をしたくない)」、という心理状態になり「ここで買う」ことへの大きな動機になります。
顧客接点の強化。リピート促進と顧客の維持が可能
顧客との接点が発生するのは、通常は製品やサービスの購入・利用時ですが、会員制度を導入することで、顧客データを入手し情報を提供する機会が生まれます。
また、上位のランクに希少性の高い特典やキャンペーンを提供するなど、よりターゲットに適した顧客接点を生み出せるというメリットがあります。
会員ランク機能を熱心に利用する顧客は、店舗からのメルマガや情報などをチェックする頻度も高い傾向にあります。
これは顧客との関係性を維持できるという点では、とても重要なポイントです。
ロイヤルカスタマーの育成
ロイヤルカスタマーとは、企業や製品・サービスに対して忠誠度が高いユーザー、いわば熱心なファンのことを表しています。
会員ランク制度では、好感度、満足度をアップさせることができます。ランクアップするにつれて「特別」と感じてもらえるような工夫を取り入れると効果的です。
例えば
・あるランク以上の人しか使えない場所がある
・メニューにないものが注文できる
・最高ランクだとすべて半額
など、上位ランクだからこそ受けられる特典を用意しましょう。また、最上位の会員になるときには、それまでのランクアップとは明らかに違うお祝いを演出することも大切です。
ロイヤルカスタマーの満足度を高めるのはもちろん、まだそのランクに達していない顧客が目標とするような特典にすることで、熱烈なファンを増やし、ロイヤルカスタマーの育成に繋がっていきます。
3.会員ランクの事例紹介
餃子の王将
餃子の王将では、スタンプカードでお会計金額税込500円毎にスタンプを1個押印し、集まったスタンプの数に応じて会員ランクカード、クーポンと交換しています。会員カードはシルバー、ゴールドカードがあり、お会計割引の特典がついています。さらに、継続してスタンプカードの使用ができるため、ゴールドカードを持っている方でも、クーポンの引き換えができる仕組みです。
mont-bell
モンベルの会員ランクはブルー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5ランクに分かれており、継続年数かお支払い累計金額に応じてランクアップします。年会費がかかりますが、会員特典が多くさらに、最大ポイント還元率は9%と高いため、年間数万円買い物をする方なら、お得になります。
4.会員ランクカードのおすすめのカード
主に会員カード・メンバーズカード・ポイントカード・スタンプカードなどにランク制度が可能です。一般の会員カードよりも特別感、高級感のあるカード作成をおすすめしております。
マットブラックカード(黒板カード)
素材自体が黒く、表面がマット調(艶消し)のカードです。基本的にデザインは印刷では無く、箔押しで行います。印字加工は出来ません。厚みは0.8mmで厚みがあります。素材や箔押し加工の金額が安価なため、全体的なコストも抑えて作成することが可能です。
マットブラックカード(黒板カード)の詳細はこちら
ヘアラインカード
PVC素材にヘアライン箔を貼ったカードです。金属のような光沢があり、高級感があります。マットブラックカード同様、こちらも基本的にデザインは箔押しで行います。印字加工は出来ません。厚みは0.76mmで厚みがあります。ヘアラインカードはベースの色が金と銀の2種類があります。雰囲気がメタル調でもあり、費用も安価なため、少し高級感のあるカードとして人気のあるカードになります。片面ヘアラインカードの作成も可能です。
ヘアラインカードの詳細はこちら
PVCカード(シルク印刷+オフセット印刷/エンボスまたはUG加工)
塩化ビニル素材のカードです。多くのオプション加工(ナンバリング・スクラッチ・シルクパネル・サインパネル・バーコード印刷・箔押し・エンボス・磁気テープ)が可能なため、プラスチックカードの中で最も多く用いられています。
ブロンズ・シルバー・ゴールドカードはシルク印刷することで、華やかな表現が可能になります。耐久性があり美しさを長く保ちシルクパール加工でクールでスタイリッシュな印象を与えることもできます。
最上位のプレミアムカードは、より一層華やかな加工で作成しましょう。顧客の名前、会員ナンバーをエンボスまたはUGで印字すると特別なものになります。
PVCカードの詳細はこちら
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。会員ランク制度を上手に活用することで、リピーター集客やロイヤルカスタマー育成の可能性が広がります。
会員ランクカードを作成することは、一般的な会員カードと比べて高級感、特別感を与えるとこができます。情報管理をする事業が多く、イベントキャンペーンを実施するなど効率的なマーケティングが可能になります。
カーディナルではあらゆる用途に合わせた会員カード、メンバーズカードの提案や作成が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。