カーディナル株式会社 オンラインショップ
個⼈情報の取扱いについて

1.当社の名称、住所及び代表者の⽒名

〒536-0015
⼤阪市城東区新喜多2-6-14
TEL:(06)6934-4141(代)
FAX:(06)6934-4121
カーディナル株式会社 代表取締役社⻑ ⼭⽥ 将暉

2.当社の個⼈情報保護管理者の職名、所属及び連絡先

代表取締役 常務 加藤 ⽞也
E-mail:joho@cardinal.co.jp
TEL:06-6934-4141

3.個⼈情報の取得

当社において個⼈情報を取得する場合は、その利⽤⽬的を明⽰し、必要な範囲内において適正な⼿段で取得いたします。

4.取得した個⼈情報の利⽤⽬的

当社は、取得した個⼈情報を次の利⽤⽬的の範囲内で利⽤いたします。

(1) 取引希望・ご注⽂に関するお問い合わせに応じるため

(2) 商品をご指定の場所にお届するため

(3) 商品に関するお問い合わせにお応えするため

上記の⽬的のため下記の個⼈情報を取得いたします。

■お客さまに関する会社名、所属部署名、ご担当者様の⽒名、住所、電話番号、メールアドレス、FAX番号などの個⼈情報

  1. 1. 販売・サービス窓⼝のご紹介等のため
  2. 2. お客さまとの連絡、お⾒積りの依頼、協⼒、交渉、契約の履⾏、履⾏請求等のため
  3. 3. お取引先との取次ぎ、媒介等のため
  4. 4. IDカード・社員証・プラスチックカードなどの印刷のため

■当社は、以下の⽬的のために個⼈情報を利⽤させていただきます。

  • 当社への⾒積もりを依頼いただくため
  • 当社へのお問合せへの対応のため
  • IDカード、社員証、プラスチックカードなどの印刷
  • オンラインショップで皆様に当社の製品をご購⼊いただき、お求めの製品をお届するため

5.個⼈情報の第三者への提供

当社は、次の場合を除き、取得した個⼈情報を第三者に提供しません。

(1) 事前にご本⼈の同意がある場合

(2) 法令に基づく場合

(3) ⼈の⽣命、⾝体⼜は財産の保護のために必要であって、ご本⼈の同意を取ることが困難な場合

(4) 公衆衛⽣の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、ご本⼈の同意を得ることが困難な場合

(5) 国、地⽅公共団体またはその委託を受けたものが法令の定める事務を実施するうえで、協⼒する必要がある場合であって、ご本⼈の同意を得ることにより当該事務の遂⾏に⽀障を及ぼすおそれがある場合

6.個⼈情報の取り扱いの委託

利⽤⽬的の範囲内において、業務委託先に個⼈情報の取扱いを委託する場合があります。この場合は、業務委託先に対して個⼈情報の適正な取り扱いを求めると共に、適切な管理を実施いたします。

  • STORES株式会社
  • その他、運送会社数社
  • アルポルト株式会社
  • 当該事業者は当社の基幹業務システムのメンテナンスを⾏うため来訪の上業務を⾏います。

  • 株式会社ティーエヌエス

当社のホームページ制作、Webサーバーの管理のための業務を⾏います。 この場合、関連法令および各種基準、社内規則に則った適正な管理を実施するとともに、個⼈情報保護契約を取り交わして業務を実⾏しています。

7.個⼈情報提供の任意性

当社が求める個⼈情報のご提供は任意ですが、必要とする個⼈情報についてご提供がない場合は、「◆個⼈情報の利⽤⽬的」に書かれた⼿続きに⽀障をきたす可能性があります。

8.全ての個⼈データ等の安全管理措置のために講じた措置

全ての個⼈データ等は、その利⽤⽬的に応じた適切な安全管理措置として以下の様に対策を講じます。

  • 内部規律の整備(取得、利⽤、提供、廃棄といった段階ごとに、取扱⽅法や担当者及びその任務等について規定を策定し、定期的に⾒直しを実施している旨等)
  • 組織体制の整備・監査(責任者を設置している旨及びその役職・任務等・漏えい等を把握した場合連絡体制等)
  • 定期点検・監査(定期的な⾃⼰点検、他部署監査、外部主体監査の実施等)
  • 従業員の教育(定期的に研修を実施している旨、秘密保持に関する事項を就業規則等に盛り込み周知している旨等)
  • 外的環境の把握(外国で個⼈データを取り扱っている場合の個⼈情報保護制度等)

9.個⼈情報の開⽰、訂正、利⽤停⽌等の求めに関する⼿続き

当社の保有する以下の個⼈情報について、本⼈⼜はその代理⼈は「利⽤⽬的の通知、開⽰、訂正、追加⼜は削除、利⽤の停⽌、消去、第三者への提供の停⽌及び第三者への提供に関する記録」の開⽰等を求めることができます。当社はご請求があった場合、遅滞なく対応します。

(1) 当社の保有する個⼈情報と利⽤⽬的

  • 当社の商品を販売いただくご協⼒会社さまの情報
  • 当社の商品をご購⼊いただく皆様を確認させていただくためのお名前、ご連絡先、お届先、ご購⼊の商品番号など
  • 当社の新商品情報、発売予定⽇等が掲載された会報誌をお届するためのメールアドレスなど
  • 当社ショッピングサイトでご質問いただいた質問内容および回答など

(2) 開⽰、訂正、利⽤停⽌等の申出先

〒536-0015 ⼤阪市城東区新喜多2-6-14
カーディナル株式会社 総務部
電話:(06) 6934-4141(代)

10.⾮開⽰について

次に定める場合は、⾮開⽰とさせていただきます。⾮開⽰を決定した場合は、その旨理由を通知申し上げます。申込書の内容と、本⼈確認のための書類に記載されている内容に不⼀致がある等、本⼈が確認できない場合。

  1. 1. 代理⼈による申請に際して、代理権が確認できない場合
  2. 2. 所定の申請書類に不備があった場合
  3. 3. 本⼈または第三者の⽣命、⾝体、財産その他の権利利益を害すおそれがある場合
  4. 4. 他の法令に違反することとなる場合

11.開⽰、利⽤⽬的の通知のご請求に関する⼿数料

  • 個⼈情報の開⽰及び利⽤⽬的の通知をご請求される場合、⼿数料をいただきます。
  • 1回の請求ごとに、700円(税込)が必要になります。
  • 700円分の郵便定額⼩為替を提出書類にご同封ください。
  • 個⼈情報の訂正、追加、消去、利⽤停⽌及び第三者提供の停⽌の時は⼿数料は不要です。
  • ⼿数料が不⾜していた場合、及び⼿数料が同封されていなかった場合は、その旨ご連絡いたしますが、所定の期間内にお⽀払いがない場合は、開⽰、利⽤⽬的の通知のご請求がなかったものとして対応させていただきます。
  • その他実費を要した場合は、別途、請求させていただきます。

12.開⽰等のご請求に対する回答

ご請求いただいたご本⼈の記載住所に書⾯によってご回答いたします。

13.ご本⼈を確認するために必要な書類

  • ご本⼈⾃⾝がご請求される場合

運転免許証、各種健康保険証、年⾦⼿帳等、旅券(パスポート)のいずれかのコピーまたは外国⼈登録証明書、住⺠票の写し、以上のうち1通。

  • 代理の⽅がご請求される場合

代理⼈であることの証明として、当該本⼈からの委任状と当該本⼈の住⺠票の写し、(委任状捺印の印鑑登録証明書もお送りください)。さらに代理⼈⾃信の本⼈確認として運転免許証、各種健康保険証、年⾦⼿帳等、旅券(パスポート)のいずれかのコピーまたは住⺠票の写し、以上のうち1通

14.個⼈情報の取り扱いに関する苦情・相談窓⼝

〒536-0015 ⼤阪市城東区新喜多2-6-14
カーディナル株式会社 個人情報保護苦情相談室
E-mail:joho@cardinal.co.jp
電話:(06) 6934-4141(代)
【当社の個⼈情報保護に関する管理者】
代表取締役 常務 加藤 ⽞也

15.認定個⼈情報保護団体について

当社は、個⼈情報保護法の規定に基づき、「⼀般財団法⼈⽇本情報経済社会推進協会」を認定個⼈情報保護団体とし、苦情解決の申出先(連絡先)としています。
https://privacymark.jp/Pマーク
認定個⼈情報保護団体の名称:⼀般財団法⼈⽇本情報経済社会推進協会
苦情の解決の申出先:個人情報保護苦情相談室
住 所:〒106-0032 東京都港区六本⽊ 1-9-9 六本⽊ファーストビル 内
電話番号:03-5860-7565 または 0120-700-779
【なお、この問合せ先は、当社の製品に関する問合せ先ではございません。】

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クリアカードの新たな活用術|PET素材を重ねて完成する“集めたくなる”グッズ企画

2025.12.26
クリアカードの新たな活用術|PET素材を重ねて完成する“集めたくなる”グッズ企画

クリアカードのグッズというと、 「1枚で完成しているもの」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。透明素材ならではのデザイン性があり、単体で成立するグッズとして定着しています。一方で、“透明であること”を別の使い方に転用できる余地は意外と見落とされてきました。

今回ご紹介するのは、複数枚のPET製クリアカードを重ねることで、はじめて1つのデザインが完成するというアイデアです。1枚ずつ見るとシンプルなカードでも、重ねることで絵柄がつながり、意味を持ち始める。その体験そのものを、グッズ企画に組み込む発想になります。

来場や購入のきっかけづくりに使えたり、集める過程を楽しませる仕掛けとして活用できたりと、従来のクリアカードとは少し違った役割を持たせることができます。

この記事では、PET素材という現実的な仕様を前提にしながら、「重ねて完成するクリアカード」がどのように企画へ落とし込めるのかを、具体例を交えて整理していきます。

PET素材のクリアカードとは

PET素材のクリアカードは、透明感のある見た目と扱いやすさから、トレカやノベルティグッズとして広く使われています。軽量で割れにくく、印刷適性も高いため、キャラクターやロゴ、グラフィックをきれいに見せたい場合に向いた素材です。紙カードよりも耐久性があり、ラミネート不要でそのまま配布できる点も、実務面では大きなメリットと言えるでしょう。

カーディナルで扱っているPETカードは、厚み0.25mmが基本仕様です。1枚では薄く感じられる場合でも、複数枚を組み合わせる前提で考えることで、新しい使い方が見えてきます。

よく比較される素材としてPVCカードがありますが、PETはPVCに比べてやや柔らかく、しなりがあるのが特徴です。強い硬さや重厚感を出す素材ではありませんが、その分、軽やかでカジュアルなグッズに向いています。

そのため、「しっかりした会員証」や「IDカード」といった用途よりも、気軽に手に取ってもらうプロモーショングッズや、イベント・キャンペーン向けの配布物との相性が良い素材と言えます。

また、白PETカードや白PVCカードと重ねる・組み合わせることで、見た目や触感のバリエーションを持たせることも可能です。単体素材としてだけでなく、構成の一部としてどう使うかを考えられるのが、PET素材クリアカードの面白さでもあります。

「重ねて完成するクリアカード」という発想

クリアカードというと、完成したビジュアルを1枚で見せるもの、というイメージが一般的です。しかし、透明素材であるという特性を活かせば、最初から1枚で完成させる必要はありません。

この企画の考え方はシンプルで、「1枚にすべてを載せる」のではなく、複数枚に役割を分けて設計することから始まります。

たとえば、

  • 背景となるビジュアル
  • キャラクターやモチーフ
  • ロゴや装飾、フレーム

といった要素を別々のカードに分解し、それらを重ねることで、1つの完成形が現れる構成です。カーディナルでは実際に試作をし、そんな“見落とされがちだった使い道”をあらためて形にしてみました。

1枚ずつ見ると、それぞれは未完成に見えるが、手元でカードを重ねた瞬間に絵柄がつながり、はじめて意味を持つ。この「完成させる体験」そのものが、グッズの価値になります。

また、重ねるという行為があることで、カードは単なる配布物ではなく、集める理由を持ったアイテムへと変わります。「あと1枚で完成する」「全部そろえたらどうなるのか」そうした気持ちが、来場や購入といった行動につながりやすくなる点も、この発想の大きなポイントです。

クリアカードを“見せるグッズ”から“体験するグッズ”へ。重ねて完成させるという考え方は、そのためのごくシンプルで、現実的な方法と言えます。

なぜこの活用は見落とされてきたのか

クリアカードを「重ねて使う」という発想は、考えてみれば自然なことですが、これまで一般的な手法とは言えませんでした。その理由のひとつが、「透明=1枚で完成させるもの」という固定観念です。

クリア素材のカードは、背景が透けて見えること自体がデザインとして成立します。そのため、「単体で鑑賞するグッズ」として設計されることが多く、重ねて使う前提で考えられることは、ほとんどありませんでした。また、グッズ制作の現場では、できるだけ分かりやすく、説明のいらない仕様が好まれます。「重ねると完成する」という仕掛けは、一見すると少し手間がかかるように見え、企画段階で選ばれにくかった側面もあるでしょう。

しかし、見方を変えれば、それはまだ使い込まれていない余地が残っているということでもあります。クリアカードは広く普及している一方で、使い方自体はある意味、固定化されてきました。だからこそ、「重ねる」というシンプルな発想を加えるだけで、新しい体験を生み出すことができます。

次の章では、こうしたアイデアが「実際にカードとして成立するのか?」を、仕様の視点から見ていきます。

仕様視点で見る「重ねる」設計のリアリティ

「重ねて完成する」というアイデアは面白そうでも、企画担当者としては、本当にカードとして成立するのかが気になるところだと思います。

結論から言うと、PET素材の仕様を前提にすれば、この企画は十分に現実的です。

カーディナルで扱っているPET素材の基本厚みは、1枚あたり0.25mm。これを3枚重ねると、総厚は0.75mmになります。数値だけを見ると、クレジットカード(約0.76mm)とほぼ同等の厚みです。ただし、触ったときの感覚は同じではありません。PETはPVCほどの硬さはなく、複数枚にしても適度なしなりが残ります。

この「厚みは出るが、硬くなりすぎない」という特性は、むしろグッズ用途では扱いやすいポイントです。重ねてもゴツさが出にくく、持ち歩きやすさや軽さを保ったまま、カードらしい存在感を出すことができます。

また、構成次第では素材の組み合わせも可能です。たとえば、白PETカードをベースにして情報や背景を載せ、上にクリアPETカードを重ねてデザインを完成させる構成や、0.76mm厚のクリアPVCカード1枚+0.25mm厚のクリアPETカード1枚といった組み合わせも考えられます。

こうした設計により、見た目の奥行きやレイヤー感を演出しつつ、触感や耐久性を補うことができます。重ねる前提で考えることで、「1枚のカードに何を載せるか」ではなく、「どの層に何の役割を持たせるか」という設計視点が生まれます。この視点を持つことで、重ねるクリアカードは、企画・仕様の両面で現実的な『形』になります。

活用シーン別|刺さる企画アイデア深掘り

重ねて完成するクリアカードの強みは、単なるデザイン表現にとどまらず、来場・購入・回遊といった行動そのものを設計できる点にあります。ここではイメージをもとに、「どう使えるのか」「どう集めさせるのか」まで含めた企画アイデアを見ていきます。

表現を広げる①|コスチューム着せ替えという考え方

まず分かりやすい活用例が、キャラクターのコスチューム着せ替え表現です。キャラクター素体のカードに、衣装デザインだけを印刷したクリアPETカードを重ねることで、衣装が切り替わったような見え方を作ることができます。

この仕様であれば、

  • イベントごとに異なる衣装カードを配布する
  • 季節・周年・コラボごとに追加カードを展開する
  • 同じキャラクターでも「集める理由」を継続的に作る

といった企画が成立します。

すべてを一度に完成させず、集める過程そのものを楽しませる設計ができる点がポイントです。

表現を広げる②|背景を重ねて世界観を切り替える

同じ仕組みは、キャラクターの背景表現にも応用できます。キャラクター部分をクリアPETカード、背景を白PETカードなどで用意することで、重ねるカードによってシーンや世界観を切り替える演出が可能です。

たとえば、

  • 昼/夜、季節違いの背景を用意する
  • 観光地・地域ごとの背景カードを集めさせる
  • 同じキャラクターでも訪れた場所ごとの記念品にする

といった展開が考えられます。

背景カードだけを差し替える設計は、追加制作の負担が比較的軽く、企画を広げやすいのも特長です。

行動を生む|「集めること」が目的になる配布設計

こうした表現を、実際のイベントや商品施策に落とし込む際に有効なのが、「集めることで完成する」配布設計です。

この図のように、

  • 会場内の複数スポットを巡って1枚ずつ集める「クリアカードラリー」
  • イベント来場ごとに1枚配布し、全日程参加で完成する記念カード
  • 商品タイプA・B・Cなど、購入ごとに1枚付属し、全種類で完成する仕掛け

といった使い方が考えられます。

カード1枚だけでは未完成だからこそ、「次も参加したい」「もう1つ買おう」という動機が生まれます。従来のスタンプラリーや特典配布と異なり、集めたカード自体が完成品になる点が、この企画ならではの価値です。

 

重ねて完成するクリアカードは、

  • 表現の幅が広い
  • 配布・購入導線と相性が良い
  • 企画を段階的に展開しやすい

という特長があります。

単発のノベルティではなく、来場回数や購入回数を自然に増やすための仕掛けとして、検討する価値のあるグッズ企画と言えるでしょう。

企画担当者が押さえておきたい設計ポイント

「重ねて完成するクリアカード」はアイデア先行に見えがちですが、実際にはいくつかのポイントを押さえておくことで、企画としての完成度が大きく変わります。ここでは、企画段階で意識しておきたい設計の考え方を整理します。

デザイン設計で気をつけたいポイント

まず重要なのが、重ねたときに初めて成立するデザインになっているかどうかです。すべてのカードを重ねなくても見映えしてしまうと、「集める理由」が弱くなります。一方で、単体では情報が足りず、重ねて初めて意味を持つくらいのバランスが理想です。

また、透過を活かすためには、色数やベタ面積をコントロールすることも大切です。色を載せすぎると重ねた際に濁って見えるため、どの層にどの色を使うかを意識した設計が求められます。

さらに、印刷や打ち抜き・断裁時に発生する「わずかなズレ」を前提に考えることも大切です。どんな印刷物でも、ミクロン単位の印刷ズレや、カード外形の抜きズレが完全にゼロになることはありません。1枚で完結するカードであれば気にならない程度でも、複数枚を重ねる仕様では、そのズレが視覚的に目立つケースがあります。

そのため、

  • 細い線やピッタリ重なる罫線を多用しない
  • レイヤー同士が完全一致しないと成立しない表現は避ける
  • あえて多少ズレても成立する「余白」や「にじみ」をデザインに持たせる

といったズレを許容する設計が重要になります。

配布・販売設計の考え方

次に考えておきたいのが、どのタイミングで、どのカードを渡すかという設計です。すべてを一度に配布するのか、来場や購入と紐づけて段階的に配布するのかによって、企画の意味合いは大きく変わります。

また、カードの順番にも注意が必要です。最初の1枚だけでも「続きを集めたい」と感じてもらえる構成にすることで、次の行動につながりやすくなります。

無くした場合の再配布や、どこまでをコンプリート扱いとするかなど、運用面も含めて事前に整理しておくと安心です。

 

重ねるクリアカードは、デザイン・仕様・運用が噛み合ってこそ、企画としてしっかり機能します。次章では、こうしたポイントを踏まえたうえで、なぜ「試作」が企画成功の鍵になるのかを掘り下げていきます。

なぜ「試作」が企画成功の鍵になるのか

「重ねて完成するクリアカード」は、文章や企画書だけで魅力を伝えるのが難しいグッズです。仕組み自体はシンプルでも、透け方や重なり方、手に持ったときの印象は、実物を見て初めて伝わります。そのため、このタイプの企画では、試作の有無が成功の分かれ目になることも少なくありません。

重ねたときの見え方や、カード同士のずれによる印象の違い、想定していた色味とのギャップなどは、机上ではなかなか判断しづらいポイントです。試作を行うことで、「ここはもっとシンプルにした方がいい」「この部分は別の層に分けた方が分かりやすい」といった具体的な改善点が見えてきます。

また、試作サンプルは、社内やクライアントへの説明においても大きな力を発揮します。言葉で説明するより、実物を手に取ってもらうほうが理解が早く、企画の意図が正確に伝わります。「この仕組みなら実現できそう」「この形なら展開できる」、そうした判断がその場で得られる点も、試作を行うメリットです。

最初から完璧を目指す必要はありません。まずは既存のロゴやキャラクター素材を使って、『透け感』や『重なりの見え方』を確認するだけで十分な一歩になります。

実際にこうした試作を進める際、「少量でもお願いしていいのだろうか」と感じる方も少なくありません。カーディナルでは、小ロットでのカード製作も行っており、企画段階の相談から進めることが可能です。カード専業メーカーとして、「この構成は現実的か」「重ねたときにどう見えるか」といった点も含めて、企画内容に合わせた提案が可能です。

まだ形が固まっていない段階でも、「こういう使い方はできる?」「この枚数だとどうなる?」といった試作を前提にした相談から始めることで、「アイデア止まり」で終わらせず、実現に向けた一歩を踏み出しやすくなります。

まとめ|「重ねる」という発想で、クリアカードはもっと企画になる

PET素材のクリアカードは、これまで「1枚で完成するグッズ」として使われることがほとんどでした。しかし、複数枚を重ねて完成させるという視点を加えるだけで、クリアカードは集める理由を持った企画ツールへと変わります。

来場や購入を段階的に促したり、イベントをまたいで楽しみを継続させたりと、使い方次第で、グッズの役割そのものを広げることができます。また、この企画は決して突飛なものではありません。PET素材の厚みや特性を踏まえれば、仕様としても現実的に成立し、運用面も無理のない形で設計が可能です。

重要なのは、最初から完成形を決めきろうとしないことです。重ねたときの見え方やボリューム感は、実際に試してみて初めて分かる部分も多くあります。

カーディナルでは、PET素材のカード製作をはじめ、小ロットでの製作や企画段階からの相談にも対応しています。カード専業メーカーとして、「この構成は実現できるか」「どう分けると見せやすいか」といった点も含め、仕様と企画の両面から整理することが可能です。

「少し変わったグッズを考えたい」「次の施策で、もう一工夫したい」、そんなタイミングで、「重ねて完成するクリアカード」という選択肢を思い出してもらえたら幸いです。アイデアを形にする第一歩として、まずは試作や仕様相談から気軽に検討してみてはいかがでしょうか。

重ねるクリアカードの企画についてご興味がありましたら、カーディナルまでお気軽にお問い合わせください。

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