スタッフパス・イベントパスのサイズ選び方ガイド|カードサイズ・カード大・はがき大サイズを比較
- 2026.03.18

イベントや施設でスタッフパス・イベントパスを製作しようとすると、最初に直面するのが「サイズ選び」です。クレジットカードと同じ標準サイズにするか、情報を見やすく載せられる大きめのサイズにするか。「とりあえず一般的なカードサイズで」と決めてしまい、実際に届いたら文字が細かすぎて読みにくかった——という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、スタッフパス・イベントパスに使われる主要なカードサイズの特徴と、用途・記載情報量・携帯性の3つの軸から選び方を解説します。
【目次】
サイズ選びの結論:3つの確認ポイント

スタッフパス・イベントパスのサイズを選ぶ際は、「記載する情報量」「携帯・保管の方法」「視認距離」の3点を先に確認すると判断しやすくなります。氏名・所属・QRコードだけを印刷するシンプルな構成なら、カードサイズ(クレジットカードサイズ)で十分です。役職・入場区分(ゾーン管理)・バーコードなど複数の要素を一枚に見やすく収めたい場合は、カード大サイズやはがき大サイズへの変更を検討する価値があります。
ネックストラップで首から下げる仕様にする場合、プラスチックカードであれば紙と異なり耐久性・耐水性があるため、カードに直接穴を開けてストラップを通す使い方も可能です。カードホルダーを別途用意しなくて済む分、調達の手間もかかりません。ただし、イベント終了後も社員証や通年の身分証として再利用する予定があるなら、カードホルダーに収めた方が傷や汚れを防ぎやすくなります。
「どの距離から視認されるか」も見落としやすいポイントです。入退場ゲートで係員が目視確認する運用なら、文字を大きく印刷できるカード大・はがき大サイズの方が現場の混雑緩和につながることがあります。
カードサイズ(JIS規格:クレジットカードサイズ)の特徴
JIS規格のプラスチックカードサイズは、縦54mm×横85.6mm・厚さ0.76mmと規格化されています。クレジットカードやキャッシュカードと同じ寸法で、国際規格(ISO/IEC 7810)にも準拠した世界共通のサイズです。「クレジットカードサイズ」とも呼ばれ、プラスチックカード製作における最も標準的な選択肢です。
最大のメリットは汎用性の高さです。市販のカードホルダー・ネックストラップ・パスケースのほとんどがこのサイズを前提に設計されているため、付属品の調達に迷うことがほとんどありません。首から下げる用途では、カードホルダーに入れる方法と、カード上部に穴を開けてストラップを直接通す方法のどちらも選べます。プラスチックカードは耐久性・耐水性があるため穴あけに適しており、ホルダー不要でシンプルに運用したい場面に向いています。
財布やポケットに収まるサイズなので、イベント後も通年で使う社員証・会員証と兼用する用途にも適しています。
一方、記載できる情報量には限りがあります。氏名・所属部署・担当エリア・QRコードをすべて印刷しようとすると、1要素あたりの面積が狭くなり、文字が細かくなりがちです。デザインの工夫でカバーできる範囲もありますが、情報量が多い場合は次に紹介するカード大サイズも選択肢に入れてください。
なお、JIS規格カードには磁気ストライプ・ICチップ・QRコード・バーコードなど、各種機能を組み合わせることが可能です。入退場管理システムと連携する場合は、対応する読み取り方式をあらかじめシステム担当者と確認しておくと確実です。
カード大サイズの特徴と向いているシーン
カードサイズより一回り大きいサイズとして、カードマーケットでは縦100mm×横70mmの「カード大サイズ」を取り扱っています。カードサイズよりも印刷面積が広いため、情報を大きく・読みやすく配置できるのが最大の特徴です。
担当エリアや入場区分を色分け+文字で明示するゾーン管理型のスタッフパスとの相性がよく、複数の情報要素を一枚にすっきりまとめたい場面で選ばれます。また文字サイズを大きく取れるため、入退場ゲートでの目視確認や、スタッフ同士の役割の見分けが素早くできる環境にも向いています。
ネックストラップでの使用はカードサイズと同様に、カードへの直接穴あけで対応できます。カードホルダーを使いたい場合はカード大サイズに対応した製品を用意する必要がありますが、穴あけ運用であればその手間を省けます。
大規模な音楽フェスや展示会、スポーツイベントなど、多くのスタッフが関わり入退場ゲートでの確認が頻繁に発生する現場では、視認性の高いカード大サイズが選ばれる場面が増えています。
はがき大サイズ・変形サイズの活用シーン
はがき大サイズ(縦140mm×横100mm)のプラスチックカードは、一見するとスタッフが常時携帯するには大きすぎると感じるかもしれません。しかし、視認性を最優先にしたい場面ではむしろ有力な選択肢になります。
広い会場で遠目に確認する必要があるスタッフ証や、照明が暗いステージ近辺での識別に、このサイズならではの存在感が活きることがあります。また、アーティストのライブやコレクター向けイベントで「バックステージパス」的な記念品として渡す場合も、大きなサイズが持つ迫力・所有感を活かした演出として有効です。手に取ったときの特別感は、カードサイズでは出しにくいものがあります。
変形サイズ(円形・角丸特殊カットなど)については、対応可否がメーカーによって異なります。標準サイズから外れる製作を検討する際は、製造メーカーへの事前確認が必要です。
用途別サイズ選択チェックリスト
◎が多いサイズが、その条件に最も適した候補です。複数の条件が重なる場合は、優先度の高い項目で◎となるサイズを選んでください。
| 確認項目 | カードサイズ(85.6✕54mm) | カード大サイズ(100✕70mm) | はがき大サイズ(140✕100mm) |
| 記載情報が少ない | ◎ 最適 | △ 大きすぎる | △ |
| 複数情報を大きく、見やすく掲載 | △ 情報が密集しやすい | ◎ 最適 | ◎ |
| 遠距離・暗所での視認性を重視 | △ | ◎ | ◎ 最適 |
| ネックストラップ(穴あけ)使用 | ◎ | ◎ | ◯ 重くなりやすい |
| ネックストラップ(ホルダー)使用 | ◎ 汎用品が豊富 | △ 専用ホルダー要 | △ |
| イベント後も社員証として兼用 | ◎ | ◯ | ✕ |
| 記念品・コレクタブルとして渡す | ◯ | ◯ | ◎ 最適 |
| 財布・パスケースに収めて使う | ◎ | ✕ 入らない | ✕ |
※ ◎:最適 ◯:可 △:制約あり ✕:非推奨
よくある質問(FAQ)
- Q. JIS規格カードのサイズは正確にどれくらいですか?
- A. JIS規格(JIS X 6301)のカードサイズは縦54mm×横85.6mm・厚さ0.76mmです。クレジットカードやキャッシュカードと同じ寸法で、国際規格(ISO/IEC 7810)にも準拠した世界共通のサイズです。
- Q. ネックストラップで首から下げたいのですが、ホルダーは必要ですか?
- A. プラスチックカードは耐久性・耐水性があるため、カード上部に直接穴を開けてストラップを通すことができます。カードホルダーなしでシンプルに運用したい場合はこの方法が便利です。一方、イベント後も社員証などとして継続使用する予定がある場合は、カードホルダーに入れることで傷や汚れを防ぎやすくなります。
- Q. スタッフパスに顔写真を印刷できますか?
- A. JIS規格(クレジットカードサイズ)での顔写真印刷は対応可能です。カード大・はがき大など他のサイズへの顔写真印刷については、仕様によって対応可否が異なる場合がありますので、まずはご相談ください。
- Q. QRコードやバーコードも印刷できますか?
- A. 印刷できます。入退場管理システムとの連携を予定している場合は、使用する読み取り機器の仕様に合わせた印刷形式(バーコード種別・サイズ・余白)を事前にシステム担当者と確認しておくと安心です。
- Q. 小ロットからでも製作できますか?
- A. 製造メーカーによって最小ロットは異なりますが、小ロット対応の実績があるメーカーに問い合わせるのが確実です。必要枚数や仕様の概要を伝えた上で相談すると、対応可能な製作方法を提案してもらいやすくなります。
まとめ
スタッフパス・イベントパスのサイズ選びは、「記載する情報量」「携帯・保管の方法」「視認距離」の3点を先に整理することがポイントです。情報量が少なく汎用性・携帯性を重視するなら、カードサイズ(JIS規格:クレジットカードサイズ)が基本の選択肢です。複数の情報要素を視認性高く一枚にまとめたいなら、カード大サイズへの変更を検討してください。遠距離・暗所での視認性が最優先であれば、はがき大サイズという選択肢も十分に成立します。
実際のデザインデータを仮組みして文字の読みやすさを確認する、あるいは製造メーカーに相談する——この2ステップが、サイズ選びで後悔しないための現実的な手順です。カードマーケットでは仕様選定の段階からご相談いただけますので、迷ったときはお気軽にお問い合わせください。
プラスチックカードの製作はカードマーケット(カーディナル株式会社)へご相談ください
スタッフパス・イベントパスのサイズ選びや仕様でお悩みの方は、ぜひカードマーケットへご相談ください。
カーディナル株式会社は、創業50年以上・国内自社工場を持つプラスチックカード製造の専門メーカーです。長年の経験と技術の積み重ねを背景に、取引社数6,000社以上の実績を持ち、会員証・診察券・社員証・イベントパスなど、あらゆる用途のカードに対応しています。「どんな仕様にすればいいかわからない」「小ロットでも対応してほしい」といったお悩みにも、専門スタッフが丁寧にご提案いたします。品質管理体制や製造工程については、「カーディナルの品質へのこだわり」で詳しくご紹介しています。







